シーズン6の最後に使っていた構築を紹介します
この構築を使って最終レートは2164で13位でした
また、慶応大学の三田祭でも使用しましたが4勝3敗で予選落ちでした、悔しいです
レートでは2040程度から始めて33勝12敗で勝率7割を軽く超えていたので結構強いと思います
XY環境に一区切りついて参考にしづらい部分もあると思うので特異なところ以外は簡単に書きます
実数値とかも特に書きません
サーナイト@オボンの実
穏やか
トレース
H252B172C4D76S4
電磁波/鬼火/サイキネ/癒しの願い
メガバシャフレドラ耐え
メガガル意地捨身オボン込み耐え
メガカイロス恩返し耐え
メガヘラミサイル針オボン込み耐え
メガルカラスカ耐え
メガゲンヘド爆耐え
メガリザ臆病オバヒ耐え
C252メガゲンのヘドウェや珠ゲンガーのヘド爆で低乱数
早速今回の地雷枠
こいつが使いたくて構築を組んだといっても過言ではない
この記事の考察部分もほとんどこのポケモンについてであり、単体考察の記事に近い
長いので流し読みでいいと思います
電磁波と鬼火を両立したメガシンカしないサーナイトの初手性能が高いのではないかと思い発案した
案の定、オボンを持たせることで初手でくらいやすい攻撃を大抵耐えてくれることがダメ計で判明し、採用に至った
・サナによる電磁波鬼火について
電磁波と鬼火の両方を痛手としないポケモンは少なく、相手の軸となるポケモンに対して対面から負担の大きい方の状態異常を入れることができる
具体的に挙げるときりがないため、負担のかけづらい相手を挙げると、
電気全般、ドラン、エンテイ、アロー、ニンフィア、サーナイト、ラム持ち、受け思考のポケモン
といったところである(サーナイトは電磁波入れることで機能停止レベルに立ち回れるなら除外)
このうち、受け思考のポケモンは初手に出てくることがほとんどなく、電気は相手から退いてくれる場合が多い
そして、退いてサーナイトを受けに来るポケモン対して鬼火が刺さりやすい(ナットハッサム物理ガルド等)
また、当たり前だがハイボの圧力があるので様子見の身代わりで状態異常をすかされることがほとんどないのも利点である
殴ってくる相手に対しては上記のダメ計のように耐えて状態異常技を入れることが出来る
都合良く表現すると、対面で突っ張ってくる相手には耐えて状態異常を入れることができ、退いてくる場合には状態異常が刺さる相手が出てきやすい、ということである
・ トレースによる強み
そもそもトレースがそれなりに良特性であることは説明するまでもないだろう
威嚇や悪戯心をトレースすることも十分強いが、相手の型判断に使える点も初手性能としては大きい
例えば、メガ前のガルーラが早起きなら地球投げもちの可能性が高まるし、バシャーモが猛火ならメガ確定、最初から加速ならメガじゃない可能性も考えやすい
これらの情報から型の確定とまではいかないが、推測しやすくなり、予想外のケースというものが生まれにくい
・残りの技枠について
ゲンガーやバナやバシャーモに対する打点としてサイキネは確定であるが、残り1つの枠にはムーンフォース、挑発、癒しの願い、アンコール、道連れ、置き土産などの候補がある
最初は挑発を採用していたが、初手に出すことがコンセプトとはいえサナを捨て気味に扱わなくてはいけない場面が多くなり、しっくりこなかった
そこで、中途半端なHPのサナを「とっておく」選択肢を作ることができ、選出時にも裏においておく選択をとれる癒しの願いを採用した
実際に使う場面は多くないものの、選出と立ち回りに柔軟さを持たせることが出来たため、これでよかったと思う
・耐久調整
オボン込みで意地メガガルーラの捨身耐え調整であることに対し、猫だましによって調整を崩されるのではないか、という意見が当然出るだろう
実際に初手ガルーラサナ対面を考えると(猫捨身ガルーラ想定)、ガルーラ側が猫だましをする利点が薄いことがわかる
ガルーラ側としては捨身でとばせる相手である、と判断するのが普通であり、猫だましをしてお互いにメガシンカした場合はSが逆転して余計な被弾をする可能性までありうる
もちろん、サナが退いてゴツメ持ちなんかが来た場合にもアドを取られてしまうのでこの場面で猫だましを打つメリットはないだろうと想定している(実際には1,2回だけあった)
相手が猫恩返し型だった場合は確定数を稼ぐために猫から入ることも考えられるが、環境に少ない型だと信じ、切っている
・使用感
非常に使いやすかった
相手を壊滅させるようなアドを狙いに行く地雷ではないが、アドを取らせないような性能をしていると感じた
初手対面で勝てない場合でも、麻痺したHP2割のゲンガーを作る、など機能停止まで追い込むことが多く、「出し負け」の存在をかなり減らすことが出来た
~その他のメンツ~
ガルーラ@ナイト
意地HAS調整
肝っ玉
猫/捨身/地震/冷P
↓
陽気AS
肝っ玉
猫/捨身/冷P/炎P
レートでは上の方を、その後は下の方を使っていた
変更理由は後述のカイリュー→ランドの入れ替えによる炎打点の喪失から
取りあえずエース
特に問題はなかった
カイリュー@鉢巻
意地HAS調整
マルチスケイル
逆鱗/地震/炎P/神速
↓
霊獣ランドロス@スカーフ
HAS調整
地震/エッジ/蜻蛉/馬鹿力
レートではカイリューを使っていたが、メガバンギが重かったためにランドロスに変更した
ギルガルド@食べ残し
控えめHS
シャドボ/キンシ/毒毒/身代わり
相手のサナニンフィアを受けることができ、ガルーラを止めてくる耐久ポケモンにも強いので採用
強かった
霊獣ボルトロス@弱点保険
控えめHCS調整
10万/気合玉/めざ氷/高速移動
初手のサナと相手の電気が対面した時に退き先が必要だったので採用
相手の電気を起点にしていくため弱点保険をもたした高速移動型にしている
三田祭ではへど爆くらって毒を一発で引いてそれが原因で負けたり、気合玉を2/4外して負けたりした戦犯
他の大会でもポリ2から冷ビもらって弱保発動させながら凍ってたりと自覚が問われる
スイクン@ゴツメ
呑気HB
波乗り/冷ビ/零度/吠える
ゴツメ枠
投げガルーラにもある程度強いゴツメ枠が必要だったので採用
3割にすがるなら熱湯打たずに零度打つので水技を波乗りにしている
三田祭では零度5回打って全部外した
構築を通しての使用感
サーナイトが予想していた通り強かった
XYの対戦では初手の出し負けが響きやすいが、初手の対面をうまく誤魔化すことの出来るサーナイトの存在により急展開を避けることができ、相手にペースを握らせないプレイングがしやすかったのではないだろうか
ほとんど開拓されていない型なのでもっと使ってみたかったが環境が変わってしまうので仕方ないだろう
周りのメンツはまだ一考の余地があり、完全に完成形とは言えない
しかし、レートでの成績は満足できるものだったので大方の形としてうまくまとまったと思う
ORASでもまた構築を考えていくし、オフにも参加していく予定です
その都度新しい記事を公開していくと思うので今後ともよろしくお願いします!