シーズン6の終了数日前まで使用していた構築を紹介します
最高レートは2150(当時3位)、横浜国立大学の学祭大会では3位、文教大学の学祭大会では4位でした
また、紫苑さん(僕がオフでよく会う方ではなくて)主催のシングル63のネット大会「夜王杯」でもほぼ同じ(完成前だったので1体だけ違う)構築で準優勝しました
XY環境で作る最後の構築になると考え(実際にはもう一つ作った)使いやすかったメガ枠2体を軸に組むことから始めた
よってメガガルーラとメガバシャーモを軸に据えて取り巻きを埋めていった
この2体はどちらも物理ATとして範囲が被る印象があるが、対面での強さに分のあるガルーラと抜き性能の高いバシャーモで住み分けが出来ていると判断した
他のメンツの採用理由は個別解説にて詳しく説明するが、簡単に紹介すると
・相手のガルーラバシャーモ等高火力物理ATに後出しのきくゴツメランドロス
・ハイボ勢や電気に役割を持つことができ、ゲンガー入りに自然と強くなるチョッキ ドリュウズ
・色々と面倒なところに誤魔化しがきき、相手の選出縛りに定評のあるエルフーン
といったところである
どうでもいいことだが、耐久振りのミトムとランドのトンボルチェンでエースを降臨していくスタイルはボルトランドコントロールのようなパーティコンセプトに近いのではないかと思い、勝手にミトムランドコントロールと呼んだりしてる
以下個別解説
意地っ張り
肝っ玉→親子愛
努力値:180-212-0-0-0-116
実数値:203-189-120-x-120-135
猫だまし/捨身タックル/グロウパンチ/不意打ち
こちらの記事のガルーラをそのまま頂いた(無断転載なので問題ある場合は削除します)
メガシンカ枠をガルーラとバシャーモとしたときに両方がクレセで止まる状況は避けたかったためにこの型を採用した
また、構築単位でリザYが重かったため、猫不意打ちで縛ることのできる型が必要であった
(余談) 生みの親であるvanさんの考察ではHBクレセの突破かつガルーラが生存する確率は4割弱となっていますが、実戦で100%突破する姿に流石に疑問を覚えたので自分で計算してみました
計算結果は56.96%(急所非考慮)で、特化していてもやや分のいい運ゲに持っていけます(急所を考慮して雑な計算をしたところ64.5%でした)
こちらの計算があっている保証はありませんが、反動ダメージの計算で相違が出たのではないかと思っています
意地っ張り
猛火→加速
努力値:140-236-20-0-4-108
実数値:173-231-103-x-101-134
フレドラ/飛び膝/雷P/剣の舞
守るを切った攻めの姿勢を持つバシャーモ
この火力と攻撃範囲が忘れられないためバシャーモはずっとこの型を使っている
スイクンを剣舞飛び膝で飛ばしたりギャラを剣舞雷Pで飛ばしたりするのが気持ち良すぎてやばい
守るはあっても守る読みうんぬんのめんどくさい択を増やすことになるので、欲しい場面はさすがにあったものの切ってこの構成に落ち着いている
守るがないため初手対面は出し負ける可能性が高いので、後発におくことが多く、トンボルチェンによる降臨で有利対面を作ることが多い
耐久値の調整先は忘れてしまったがSを1加速でメガゲン抜きまで抑えてなるべく耐久に振っている
ダウンロード対策がなってないがバシャーモとポリゴン2の対面は基本的に有利対面なのでよしとした
ガルーラを選出しにくいゲンガーに対して強いことが非常に評価できる
エルフーン@食べ残し
図太い
悪戯心
努力値:204-0-204-20-4-76
実数値:161-x-144-100-96-146
アンコール/宿り木/身代わり/ムーンフォース
相手の展開を阻止することや対ガッサ性能を評価して採用した
調整としては
・メガヘラのミサイル針耐え
・最速マンムー抜き(地震読み後出しのあと礫の上からアンコ出来る)
・ Hが16n+1
・残りC
といったところだが、あと1振ってギャラ抜きまでしてよかった
メガヘラを特に意識しているわけではないが、身代わり残した状況でガルーラと対面した時に居座る選択肢を作るためにB振りとした
このポケモンの最大の性能は縛り性能にあり、面倒な相手は非常に出てきづらくなるのとともに後述のドリュウズで役割を持てるハイボ勢、挑発ボルトを呼んでくれることが強かった
ウォッシュロトム@オボンのみ
図太い
浮遊
努力値:252-0-180-20-4-52
実数値:157-x-165-128-128-113
10万/ボルチェン/ドロポン/鬼火
オボン型テンプレのやつ
調整は
・Hぶっぱ
・B11n
・最速マリルリ、準速ガルド抜き
・残り適当にCD
会ったことがあるか分からないがマリルリに後出しするポケモンなので最速マリルリを抜いておく方が良いと考えた
また、控えめ毒みがガルドに上から身代わりをはられることがないのもメリット
後攻ボルチェンのことを考えると無振りやS個体値を下げることも考えられるが、クレセの技はドリュウズの方が安定するし、バナから技をもらいたくないし、スイクンには突っ張って10万打つしでSラインを下げる必要性をあまり感じなかった
メガ枠にバシャーモを使っている構築ではファイアロー受けが必要で、全てのファイアローに後出しの効く(このポケモンで後出しできないファイアローが環境にいるなら教えてもらいたい)ポケモンとして採用した
種族値は低いものの耐性と覚える技が優秀で、補完として入るポケモンとしては申し分ない
この枠に耐久振りのボルトロスを採用することも考えたが水の一貫を切ることと対マンムーの性能を考えてミトムにした決して図太いボルトを持ってないからじゃない
ランドロス@ゴツメ
わんぱく
威嚇
努力値:212-44-236-0-4-12
実数値:191-171-154-x-101-113
地震/蜻蛉/岩石/ステロ
・H16n-1
・B11n
・岩石でガブ抜き
・残りA
ガルーラは冷P持ちが多いので猫だまし読みで後出しした次のターンは状況を見てひくこともある
ステロの枠に叩き落すを採用している個体も多いが、この構築ではリザードンが重いのでステロとした
こいつはメガバシャーモに後出しが出来る限られたポケモンのうちの一体だと思う
ドリュウズ@突撃チョッキ
意地っ張り
型破り
努力値:44-196-4-0-52-212
実数値:191-198-81-x-92-135
地震/アイヘ/岩石/つのドリル
・H16n-1
・D2n
・岩石1回でメガゲン抜き、最速70抜き
・A11n
こんな個体を使っていた
陽気にして80族(ついでに81も)を抜いたほうが強いと思っていたし、5世代に型破りドリュウズがいなくて人に頼むのも面倒だったので(レート終了数日前に結局頂いた)意地っ張り個体で使っていた
陽気なら以下のような個体を使う予定だった
努力値:44-172-4-0-84-204
実数値:191-177-81-x-96-147
この調整だとSは81族抜きでDは霊獣ボルトの珠気合玉とメガルカリオの悪巧み真空波を最高乱数以外は耐えるようになっている
正直こいつめっちゃ強い
構築の地雷かつレート戦でのMVPである
使い始めてからレート2150になるまではドリルの命中率が5割を超えていたかもしれない
役割対象は
・ボルトロス、ライコウなどの電気(ロトムに地震当てるのもgood)
・クレセポリ2などの耐久(イカサマに注意)
・(対面からだが)ゲンガー
・ピクシーとかいうポケモン
など幅広い
低耐久のイメージからきちんと仕事をこなせるか疑問をもらいがちだが、上の意地っ張りの調整でも控えめメガサナのハイボを低乱数3発、ニンフィアの眼鏡ハイボを確定3発まで抑えることができる
クレセへの後出しが安定し、相手のドランの後出しを許さないのでクレセドランにも強い
スカーフ読みをされやすいためドリルで突破した後にゲンガーが来ることが多いがこれもカモ
ゲンガナンスに対しても比較的出しやすい駒になっている
対策切ると詰んでしまうピクシーに対してもドリルの試行回数を稼いで当てるだけ
有利対面を作ったら†一貫性のあるドリル†をぶっ放すだけで3割のイージーウィンを拾えることが非常に強い
もちろん場合によっては削りの技を選択して後続のエースの圏内に入れることもあるが、基本的にドリルを打つことが仕事であり、これが陽気でもいいと思った理由である
クレセポリ2ピクシーあたりは初心者の方が比較的つまづきやすい相手なのでそのあたりのポケモンが憎い人にもおすすめです
もちろん欠点も持ち合わせており
という大きな欠点を持っている箇条書きにする意味とは
つまり、高速物理ATに対するメタがきちんとできている構築なら活躍できるという事
この構築ならミトムランド(エルフ)がB補正の耐久振りなので全体的な物理耐性は高く、穴となってしまうハイボ電気ゲンガーあたりに強いこのポケモンを採用している
また、前述の通りエルフーンと相性がいいほか、ゴツメランドロスとも相性がよくドリランド構築とかたまに呼んでみたりしてる
総評
構築を作る際に気にするポイントを多く満たしているため非常に完成度が高い穴の少ない構築だと自己満足している
具体的には
・電気無効2体
・地面無効2体
・ハイボへの後出し可能
・催眠対策あり
・特殊なギミックに負けない
などのポイントを抑えている
足りない要素としては特殊高火力と足の速い駒の存在が挙げられる
あくまでおまけだが、ミトムバシャガルの並びでバトン警戒してくれる場面もあったのでそこを意識した選出まで出来ると強いと思った
基本選出というのは決めていないが、エルフ―ンの選出が少なく、ミトムランドドリュウズから2体+メガ1体という選出がほとんどだった
構築で重い相手は投げガルーラ入りで、選出段階で見極められない場合は非常に厳しい立ち回りを強いられる
また、気合玉搭載のメガサナも少し辛い
シーズン最後には別の構築を使ってレート2164ぐらいで終了しましたが、その構築はまだ使う予定があるので公開は後日します
このような駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございます!