ガラクタ構築製造所

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S12最高2202「オボンバシャーモ軸バトン展開」[シングル]

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S12および第二回さいはてオフ、早稲田大学の学祭で使用した構築。

レートは最高で2202を記録しているが、最終日3:30の更新で28位だったので潜り続けた結果2080程度で終了してしまった。

さいはてオフでは予選で6-1から決勝トーナメント2戦目で負けてベスト16でした。

早稲田大学では予選ブロック3-0で1位抜けのち決勝トナメ1落ち。 

 

 

・構築の作成経緯

ライカさんをはじめとして複数の人が使っていた襷バシャーモ(意地hAs鬼火フレドラ守る岩石)から着想し、初手に出して相手の弱体化と自軍のS強化を図る鬼火バトンバシャーモ@オボンを発案したことが構築の原点である。

これを原点としているので、周りを固めるポケモンはバトン先としての意識がなされている。

 

襷鬼火バシャーモ参考

【シーズン10最終2100達成構築】 鬼火バシャーモ始動 爆炎乱舞ぽーわンダ (2109) - ライカの遠吠えブログ

 

 

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バシャーモ@オボン

臆病

184(228)-x-105(116)-131(4)-107(132)-114(28)

鬼火/守る/バトン/放射

 

+1でガブ抜き

C4クレセのサイキネ、C4スイクンの熱湯をそれぞれオボン込み2耐え

C158ボルトの悪巧み10万ボルト耐え

陽気ガルーラの地震をオボン込みで急所以外耐え(鬼火無しで)

意地ガルーラの地震をオボン込みで50%ぐらいの確率で耐える

A4アローのブレバを余裕をもって耐える(134~158なのでステロ込みでも耐える程度)

 

 

 今回の面白ポケモン。面白ポケモンにはよくオボンを持たせる傾向がある。

参考元でもある襷バシャーモは傍から見ていて強いポケモンには見えたが、場持ちの良さに対して襷を持っていることとバトンがない事がもったいなくも感じていた。

 

相手がバシャーモの受け先として用意してくることの多いスイクンクレセリアの攻撃をCに振っていなければ2回耐えることが出来るので、鬼火はずしのケアが出来るとともに、(鬼火を当てていれば)2週目のバトンを試みることが出来る。

選出にガルーラを組み込むためオボンで運用しているが、メガ枠をここに割いてよいならメガでもよい。

 

多くの対戦で先発で出し、バトン展開を始動していく。

 

 

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ガルーラ@ナイト

191(84)-194(252)-121(4)-x-124(28)-138(140)

グロ/不意/噛み砕く/八つ当たり

 

メガゲン気合玉最高乱数切り耐え

S+1で135族抜ける

 

S操作のみのバトンでも活躍でき、バトン後に積み技を打つことの出来るポケモンとして真っ先に採用した。

意地のグロ八つ当たりで火力は十分なので消耗の激しい捨身は採用していない。

Sの早い利点としてゲンガーを抜けることが一番に挙がるのでそこにシナジーを取れる噛み砕く、バトン先以外での運用でも活躍するための不意打ちを採用した。

実際にはバトン先として動かすことは少なく、バトン無しの選出でのエースであったり、バシャ+バトン先で崩してこのガルーラで制圧する場面が多かった。

 

 

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ランドロス@ラム

意地っ張り

191(212)-200(132)-111(4)-x-116(124)-116(36)

剣舞/地震/叩き/雪崩

 

C4クレセのサイキネ+冷ビ耐え(ゴツメで落ちるので冷ビ持ちには1:1交換)

+2で意地スカガブ抜き

ガブガルを+2地震でなるべく落とせるようにA高め

 

バトン先としての真のエースと言えるポケモン

クレセドラン系統、ナットアローみたいなの、カバルドン展開に対してはこのポケモンで半壊もしくは全壊させることが多かった。

威張るボルト耐性、催眠ゲンガー耐性がついていて害悪構築の展開を阻害できるのでかなりのストレスを排除してくれていた。

 クレセに対しては火傷3回+剣舞叩きで、カバは火傷3回+剣舞地震で倒すことができ、バシャーモに受けだしてくるこれらのポケモンを倒しながら全抜きを狙うことが多かった。

 

 

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ニンフィア@カゴ

控えめ

201(244)-x-93(60)-166(164)-151(49)-85(36)

 ハイボ/瞑想/眠る/サイコショック

 

メガバシャのフレドラ最高乱数切って耐える

+2でガブ抜き

ASメガガルーラをハイボで確2 

 

バトン先の特殊エース。物理相手に鬼火当て、上から瞑想を積める状態にしたこのポケモンは恐ろしく強かった。

主にバシャスイクン対面でのバトン先として用意し、展開を考えて瞑想を積むか吠えるケアのハイボを打つか決める。

上記吠えるケアなどで瞑想を積まずに攻撃する場面も多かったので控えめの火力ある個体にした。

ガルーラの無理やりな後出しから止まることにも苛立ちを感じたのでASガルーラぐらいなら後出しを許さないCを確保している。

バトン成功時に止まる相手が最も少なくなる(と思っている)サイコショックを採用している。ウルガモスやゲンガーをなんども葬ったのでこれも良い選択をしたと思っている。

 

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ギルガルド@残飯

 控えめ

161(204)-49-171(4)-88(76)-188(140)-91(84)

シャドボ/身代わり/毒/キンシ

 

C:クチート辺りへの乱数を意識

D:高めに

S:+2でジャローダ抜き

 

鋼枠の中でもバトン先として優秀なポケモンとして採用した。

よくある毒ガルドのSを下げてDに振ったもの。

バトン先となることを考慮してDに厚くしている。これによりCに振っているスイクンの熱湯を耐えたりしている。遂行速度を優先してCに振ることも考えられる。

Sラインも悩みものだが、+2でジャローダを抜けないせいで負けた対戦があったのでそれ以来この数値にしている。

 Sの上がった毒ガルドは脅威かと思っていたがそんなでもなかった。

 

オフではピクシー意識で珠を持たせたアイヘ搭載の物理型も使っていたが、バシャが威嚇を受けた際のバトン先の候補が減ってしまう点で不便に感じた。

 

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ボルトロス@ゴツメ

臆病

 182(220)-x-101(88)-145-102(12)-170(188) ※めざ氷個体

10万/めざ氷/電磁波/挑発

 

ガブ抜き

メガバシャのフレドラを最高乱数切って耐える

DL対策のD>B

 

バトン先ではない。

こちらのバシャーモの打点の乏しさから相手のバシャーモが非常に重いので、ある程度抵抗できる枠として採用している。もちろんボーマンダ軸の相手への抵抗も。

オボンがないのでゴツメを持たせていたが、どうせならとこういった調整になった。

 

電気技はガルガブを上から殴ることに意味を見出すなら10万、ボルトミラーで起点を回避する必要があるならボルチェン、といった評価。

 

 

 

 

 

-総括-

非常に愉快な構築で対戦も楽しかったが、運負け要素が多いため相手の実力に関わらず負け直行ルートが見え隠れする点は苦しかった。

本当はもっと構築の微調整を繰り返して様々な改良案を試してみたかったのだが発案が遅く、結局ほとんどこの形で回してしまっていた。

 

結果としてS8以来二度目のレート2200を達成出来たのは素直にうれしく、今後も一つの目標としたい。

しかし、最終1ページ目には入る気配もなかったので次はそこまで狙えるような構築を作っていきたい。