※砂パーティでは無いし、バンドリは軸でもなんでもありません
S4の長い間使っていた構築。
並びは細かく変え続けていたが、軸であるメガフシギバナ+スイクンの部分は殆ど固定していた。
真皇杯関東予選ベスト16(バナスイクンカグヤガルガブミミッキュ)
ボスラッシュ(仲間大会)14-11 レート1553 26位 (バシャーモ→ボーマンダ)
第4回ちょくおふ予選落ち
サークル部内戦8-1(予選1位抜け)
S4レート最高2070くらい(2000台うろうろ)
S3からグライオン、テッカグヤ等の使用率が増加していたためそれらを身代わりの起点にしていける残飯スイクンとスイクンが隙を見せる電気・草タイプの多くに後出しが可能なメガフシギバナの二体を軸に構築を組んでいる。
スイクン@食べ残し
図太い
204(228)-x-155(44)-110-135-135(236)
熱湯/守る/身代わり/瞑想
最速キノガッサ抜き
構築の組み始め。
低速ポケモンであったり、低火力ポケモンを身代わり+瞑想で起点にしていく。
このポケモンが明確に不利を取る電気タイプ・草タイプの多くに後述するフシギバナの後出しが成り立つ。
身代わり瞑想で詰ませていくパターンとサイクルに参加させて熱湯の試行回数を稼いで負担をかけていくパターンを状況を見て使い分ける必要がある。
守るの枠は吠えるや氷技も欲しいが、回復量が足りずに押し切られる展開を嫌って守るを採用している。
配分は慎重グライオンを意識してBとSに割いた調整。実際には少し違う調整を使っていたが、こちらの方が良いと思うのでキノガッサ抜きの調整を記載。
穏やか
187(252)-x-144(4)-151(68)-165(76)-114(108)
C,Dラインは不明
スイクンの相方。
環境にいる電気タイプはカプ・コケコと霊獣ボルトロスが大半であり、それぞれブレイブバードとサイコキネシスというフシギバナへの有効打点を覚えるが、個体数があまり多くなく、さらに積み技も併せて持っている個体はほとんどいないと判断してそれらの相手を任せている。
エナジーボールはCSメガゲンガーの身代わりを割る火力を求めて採用し、後述のバンギラスでのキャッチが出来ない場合にも最低限戦う選択肢を作っている。
宿り木の種は誤魔化せる範囲を広くすることと、相手の瞑想スイクンに押し切られる確率を減らすために採用。
火力、耐久の調整意図を忘れてしまったためそこは不明。Sは毒ガルドに対面で宿り木を入れて勝つパターンを考えて最低限準速ガルドを抜けるように設定している。
図太い
227(252)-x-189(252)-95-151(4)-105
スイクンとフシギバナで相手の出来ない(したくない)メガボーマンダとメガガルーラに投げる駒。
構築で重いメガギャラドスにも通ることを考えてムーンフォースを、中低速にかたまりがちなこちらの構築のポケモンを上手く動かし、切り返しの手段にもなるトリックルームを採用し、残り二枠は与えられた仕事をこなすための毒毒と月の光としている。
バンギラス@ラムのみ
意地っ張り
207(252)-204(252)-130-x-120-82(4)
噛み砕く/追い討ち/ストーンエッジ/吠える
上記三体がメガゲンガーと戦いたくないため、後投げから逃さずに狩りにいけるラム追い討ちバンギラスを採用した。他にもリザードン入りに対してクレセリアと併せて選出して戦ってもらうことがある。
現環境では気合玉をもったメガゲンガーがほとんどいないと判断して性格は慎重にせず、意地っ張りとしてゲンガーが選出されない時にも単体性能を出せるようにした。これはトリックルーム下でエースとして動くことを見越してもいる。
技は追い討ちが採用理由から確定であり、意地っ張りの恩恵を受けるために打点の高い噛み砕くとストーンエッジを採用し、残り一枠には構築単位で甘めになっているバトンパへの抵抗策および身代わりゲンガーへの勝率を上げる吠えるを採用した。吠えるが必要ない並びを構成できていたならばボーマンダの相手をある程度任せられる冷凍パンチが妥当だと考えている。
ドリュウズ@ハガネZ
意地っ張り・型破り
217(252)-176(36)-81(4)-x-112(212)-109(4)
C182カプ・テテフのサイコフィールド眼鏡サイコキネシスをほぼ2耐え
鋼枠および電気の一貫を切る枠として採用し、見た目の上での偽装にも一役買っている。
偽装という手段にあまり意味があるとは思っていないが、ラム追い討ちバンギラスに関しては悟られにくいことがかなり大きなアドバンテージになると思っている。
テテフに一度は投げれるような調整と技構成をして、浮いている相手に対して大きな打点を取れるハガネZを持たせている。
トリックルーム下で剣舞+ハガネZを駆使して抜いていく展開も作れるようにしてある。
身代わりはトリックルームターンを守るで枯らすような行動を許さず、技ピンポイント読み交換などに対しても刺さる。
H>B+Dとなってしまっているため、Hを削ったより良い調整があるはず。
バシャーモ@マゴの実
意地っ張り
187(252)-156(12)-102(92)-x-91(4)-119(148)
フレアドライブ/鬼火/岩石封じ/守る
ミミッキュの意地っ張りじゃれつくZ耐え
メガリザードンXの陽気逆鱗を大体耐える
1加速でカミツルギ抜き
自慢のポケモン。
構築で重かったミミッキュ、ウルガモス、カミツルギ等のケアをするためにかなり歪んだ型で採用した。
サイクル補助になり、ミミッキュに対して非常に有効な技となる鬼火を軸に必要な技を残り3つ入れている。岩石封じがいらない構築ならばバトンタッチを採用することも視野である。
取りあえずよく分かんないくらいに耐久があるので1サイクルくらいは参加することもできる。
微妙な体力のときにフレアドライブで能動的に木の実発動圏内に入る動きがなかなか強く、これのおかげで発動せずに落ちるという場面も少なかった。
火力は岩石封じ+フレドラでCSメガゲンガーを落とせる程度の火力。
非常にサイクル色の強い構築が出来上がり、良くも悪くも多くの受けループ構築と同様に「勝てる相手には勝てるが、無理な相手にはとことん勝てない」ような状態になってしまった。
この構築の解散理由はここでいう「無理な相手」が増えてきていて、今後も増加する傾向を感じ取ったため。具体的には剣の舞+Z技を打ってくるガブリアスやランドロス等。
つまりは、現在もしくは少し前の環境に対するメタはそれなりに出来ていたものの環境が回ることによりそれが崩れてきたという事。
ついでに地面枠についてコラム投稿。
7世代はカプ・コケコを中心に強力な電気技が高いSから飛んでくることが頻発する環境である。それを受ける側の対応としてシーズン3から今期途中までは電気タイプの相手を地面タイプでおこなう構築が当然多かった。
その結果カバルドンやランドロス、グライオンがHDに厚く振ることでその役目を果たしていた。しかし、そういった型が単体として強いかといわれると疑問が生じる。
そこで、電気タイプの相手を草タイプやラティアス等で行うことで地面枠の型を歪ませることなく構築を組み上げることが出来る。
この組み方をすると地面枠というのはボルトチェンジの一貫を切る程度の役割しか背負うことがないため、型がある程度自由になる。すると、Zクリスタルを持った能動的な型の地面タイプの採用が可能となる。
最近はなんとなくこんな傾向が見えている気がして以前のグライオンが繁殖した環境ではなくなっていると感じる。
要するに地面枠と電気枠の役割関係を薄くした構築の組み方がそこそこ目立つなあということです。
こんなおまけの拙い文章まで読んでくださってありがとうございました。
今シーズンの残りも頑張ります。