ガラクタ構築製造所

ガラクタの中から洗練されたものをここに出荷します

竜王戦禁止伝説キャラランクと所感

竜王戦については11月頭から考察を始めていたので構築記事書いたくらいじゃ収まりません。

取りあえず今回は禁止伝説の評価を好きなように書きます。

どこに需要があるかと言われたら本戦出場者には需要があるのかもしれない。

 

これは12月4日に同じく竜王戦を考察していた通話仲間と作った禁止伝説のキャラランクで、大会前にきちんと作ったキャラランクではこれが最後だったはず。左が強いとかはない気がする。

ブリザポスがいるのは通話メンバーの悪ふざけ、ジガルデは大会直前くらいには脳内でBランクくらいになっていたかと思う。グラードンをBに入れていた記憶はないが重要ではないので割愛。

Bランク=チャンスあり、Aランク=本命という評価で画像にいない禁止伝説はノーチャンス。飛びぬけてこれが強い、というのは無いと感じていたためSランクは無し。

 

 

ザシアン(けんのおう)

92-170-115-80-115-148

 

性能に関しては禁止伝説の中でもトップクラスで、強い構築を組めたら素晴らしい結果が出せるとは考えていた。

実際には対メタモンを綺麗に解決した強い構築を組むことが難しく、断念してしまった。

ヌオーと組ませることはシンプルだが、メタモンを見ただけで単体性能の低いヌオーを選出しなければならない点が強い構築とは思えなかった。

他にもHBサンダーで受けるパターンもあるが、じゃれつくを入れられなくなったり(サンダーに等倍で通るため)サンダーがアッキを持つなどしないとワイルドボルトも入れづらくなるなどザシアンの型を弱くしている感覚が強くないと考えていた。

また、ラス1にザシアンを置いてザシアン登場までにダイマックスエースで暴れるなどして相手にメタモンを使わせるプレイングは考えていなくて感服させられた。

こういった諸問題をどうにか解決しながら強い構築を作りきる努力を出来なかったのは今大会でもかなり悔やまれる点である。

余談だが、ラプラス+ザシアンの並びをラプラシアンと呼んでいる。ラプラシアンは大学の数学や物理で習う演算子であるが、これを上手く説明できるほどの能力は私にはない。

 

f:id:Adams:20201214082303p:plain

ムゲンダイナ

140-85-95-145-95-130

 

型が多いのでそれぞれの評価をする。

 

・コスモパワー自己再生型

大会前に構築記事が公開されたこと、急所に弱いことであまり評価は高くはない。強いとは思うけど。

急所に弱いというのは格下に負けてはいけないルールでは思った以上に欠点となる。

 

・眼鏡型

実際に使った型。

単純な強さは同ランクに並べた中では下の方ではあると思うが、相手との認識のずれをそのまま勝ちに出来る強さが魅力的で高い評価をして使用した。

そして個人的に思う最大の強みはプレイが簡単であること。

8世代のポケモンの経験が少ない中で複雑な対戦はミスして負ける可能性が高いため、眼鏡ダイマックス砲を打ってればいいだけのポケモンは非常に楽だった。

 

・ハイブリッド?

身代わりや自己再生+3ウエポンや身代わり自己再生+2ウエポンで黒いヘドロや命の珠を持たせた型は普通に強そうだったが、あまり遭遇しなかったことと自分で使わなかったことから詳しくない。

 

黒バドレックス

100-85-80-165-100-150

 

単体としてはかなり強いがメタモンや悪タイプ、不意打ちなど止める手段がそれなりに豊富な点が特性との噛み合いが悪い。

なんにでも強いというよりはムラがあるタイプなのが予選向けではないような気がする。

逆に言えば本戦になると途端に価値が上がるかもしれない。上位に多かったザシアンとムゲンダイナに対して恐らくは有利に立ち回れる点は評価が高い。

 

白バドレックス

100-165-150-85-130-50

 

 

周りのサポートでトリックルームをする必要がない点が従来の似たようなポケモン違って強い。構築のパワーを落とさずに済むというのは本当に強い。

また、黒バドレックスもそうだが、木の実を食べさせないというのは相手してみると結構厳しい。ガオガエンの受け出しなどで対処していたのでかなり影響があった。

それでも遅いという事はネックで、上からの攻撃を重ねて倒されたり技ピンポイント読みでトリックルームターンを誤魔化されたりするのが辛い。

余談だが、大会一週間前くらいまではこのポケモンのためにHB鉢巻ハッサムを採用していた。

 

日蝕ネクロズマ

97-157-127-113-109-77

 

通話メンバーの一人がずっと使っていたので詳しい。

特性プリズムアーマー+高種族値で簡単には倒されず、優秀な積み技である竜の舞を覚え、ダイスチルやダイアースで耐久を上げることが出来、回復技である朝の陽ざし(月の光)を覚える。

あとはこういった構成だとメタモンにやや強い。

強い点は書いた通りで、弱い点は技範囲と時間がかかることと対ランドロスである。

回復技を搭載すると技範囲は概ね鋼+地面orエスパーとなり、採用されやすいナットレイテッカグヤに苦しむ。

時間がかかる戦法なので急所負けがやはり発生しやすい、起点作ってからネクロズマを展開しているとTOD負けも存在する。

KPの高いランドロスが威嚇+剣の舞+地震を高種族値でやってくるのがとても辛い。

等の理由で実際にはBランクに考えるべきポケモンであったかもしれない。

しかし、上位にいたザシアンとムゲンダイナには十分以上に戦えるポケモンではある。

 

ゼルネアス

126-131-95-131-98-99

 

控えめ+2ダイサンダー(雷)で無振りザシアンがそれなりに落ちるなどが魅力で少し考察していた。

それ以外でも耐久厚くして壁下の身代わりが残るような調整をしたり、積むまでの被ダメージをドレインキッスで帳消しにするなど色々ある。

強いとは思うが、壁で展開するかステロを撒くか初手から出していくかなどの選択を選出画面から迫られるのが苦手で逃げてしまった感はある。

構築としてはやはり対メタモンと対ザシアンが課題。

 

イベルタル

126-131-95-131-98-99

 

高耐久高火力かつ最大打点が一貫のしやすい悪タイプであり、一致でダイジェットを打てる分かりやすく強いポケモン。特殊悪なのでダイアークも突破力の後押しをしていて噛み合っている。

ダイマックスを切って適宜ダイジェットとダイアークを選択していれば格下には勝つことが出来るので大会向けでもあったかもしれない。

命の珠、弱点保険、突撃チョッキなどどれも強いのも相手としては少し面倒なところ。

分かりやすく強いので事前の仲間大会からKPが高くなってしまっていたことが最大の懸念であった。

 

カイオーガ

100-100-90-150-140-90

 

いつも通りの事をしていつも通り強い。

禁止伝説の中でも選出を縛る能力が最大限に高いのでそれを生かした構築が強そうだと考察を始めた当初から考えていた。

カイオーガ(水が通ったらやばい)+レジエレキ(電気が通ったらやばい)+ゴリランダー(草が通ったらやばい)+これらを見て出てくる並びに強いポケモン、みたいな組み方をしていた。

これらを「ダイマックスしてどうにかします」と言われた時に結構辛かったり、ランドロスのダイジェットがきついのを解決できなかったりで諦めてしまったが、きちんと組めば強い構築はあったはず。

 

 

Bランクの禁止伝説はあまり触っていないなど書けることが少ないので書きません。

大会前の気分的には「気づいてないけどすごく強い構築や使い方があるかも」がBランクの評価。