お久しぶりです。Adamsです。
ポケットモンスターの好きな対戦ルールの1つである竜王戦のインターネット大会に参加したのでその構築記事を書きます。
※竜王戦とは
通常のシングルバトルのルールに1体だけ伝説のポケモンを採用できるルール(ミュウなどの幻のポケモンは禁止)。
今回のインターネット大会では上位二名が本戦へと進むことが出来る。
成績:35勝9敗 レート1855 最終6位
一緒に考察してた人の記事
【ポケモン竜王戦2020 予選】眼鏡ムゲンダイナ+命の珠ランドロス - けんこノート
ムゲンダイナ@こだわり眼鏡
臆病・プレッシャー
217(12)-x-116(4)-195(236)-116(4)-200(252)
調整意図
ラプラスのキョダイセンリツ(威力130のとき)の瀕死率22.1%
今回の伝説枠。
こだわり眼鏡を持たせることで耐久・速度・火力・技範囲を高い水準で達成できるポケモンとして採用した。
陽気ランドロスの地震を概ね耐えることから簡単には死なないことが分かるが、その行動保障と竜・毒(+炎・霊)の技範囲の広さが合わさることで初手に非常に置きやすい。
また、火炎放射/コスモパワー/自己再生/毒毒のような型が一般的であることから眼鏡の高火力を想定されないケースも多くあり、見た目以上の活躍をしてくれている。
技構成としてシャドーボールの枠は疑問が出るかもしれないが、流星群だとメタモンにコピーされた際に一撃で倒されてしまうため不採用にしたいこと、カプ・レヒレ+ネクロズマやヌオー+ザシアンの並びに一貫する技を打ちたいことを考えてシャドーボールを採用している。
変わりもの
H振り以外あまり重要でないため省略
竜王戦最強格の一般枠。
ムゲンダイナはダイマックスを出来ないという欠点があるため、相手の伝説枠を奪ってダイマックス出来る可能性のあるメタモンを採用した。それ以外の具体的な採用理由は対ザシアンに尽きる。
7世代の竜王戦ではメガシンカ前にコピーしてしまうと性能を発揮しきれない、コピーしても都合良くZクリスタルを持っているわけがないなどの理由で最上位には存在しなかった(それでもある程度の強さはあった)。しかし、今回はそれらの欠点がないうえにこだわってしまうデメリットをダイマックスで打ち消せるなどの要素も込みで非常に強くなっている。
竜王戦参加者はご存知だと思うが、相手のザシアンをコピーするとコピー+特性効果によりA+2状態で君臨する。実際には上手いプレイヤーだとヌオーを採用するなどしてメタモンのケアをしているため、釣り交換などが絡む厳しいゲームをせざるを得ないことが多かった。
メタモンの数値はSが低い方がいいとか色々あった気がするけど長く離れているうちに忘れたので深追いしないことに。
霊獣ランドロス@命の珠
陽気・威嚇
165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
地震/空を飛ぶ/岩雪崩/剣の舞
これまた一般枠最強格のポケモン。
具体的な採用理由というよりは「強いから入れた」が正しい。電気地面の一貫を切りたいことや伝説枠がダイマックスを出来ないなどの理由から入れない理由がなかった。
ムゲンダイナ、メタモンでは受け寄りの構築に不利を取るため、このポケモンは命の珠を持たせて剣の舞を採用している。
このポケモンもメタモンでコピーすることが強いポケモンなので、相手にメタモンがいる場合は十分にケアして動く必要がある。
アシレーヌ@突撃チョッキ
生意気・激流
187(252)-94-95(4)-146-184(252)-58 ※最遅
数の多い伝説であるイベルタルに受け出してダイマックスorクイックターンを選択できるポケモン。カイオーガにも同様にして受け出しから戦える。
バンギラスやカプ・レヒレでは相手の別の高火力エースの後投げに対応しづらいことからクイックターンを覚えるアシレーヌに白羽の矢が立った。ちなみにクイックターンは無振りミミッキュの身代わりを壊せるくらいの火力。
ラグラージ対面で後攻クイックターンをしたいなどの理由で最遅にしている。
イベルタル、カイオーガ入りに投げたり、初手の難しい場合にクイックターンから入ること前提で選出したりする。
竜王戦プレイヤーの中でもトップクラスにアシレーヌを評価していたと思う。
テッカグヤ@食べ残し
臆病・ビーストブースト
197(196)-x-123-127-129(60)-124(252)
ラスターカノン/守る/身代わり/宿り木の種
ムゲンダイナ+テッカグヤ+メタモンのような並びに対してこちらもテッカグヤを選出して有利に戦えると判断して採用した。
その他の相手では、ラプラス+ザシアンのような並びに対して壁ターンの時間稼ぎとダイスチルを使って対ザシアンと戦ってもらうことを考えて選出する。
ワンウエポンはザシアンの身代わりを壊せることを考慮してエラスラッシュではなく、ラスターカノンを採用している。ダイスチルとして使う場面もそれなりにあった。
調整はDLとビーストブーストを考慮して少しDに振った形。Sは上がっても大して強くない判断。
ガオガエン@オボンのみ
腕白・威嚇
202(252)-135-156(252)-90-111(4)-80
日食 ネクロズマを強く見ながらバドレックス二種も誤魔化す役割で採用した。
日食ネクロズマがダイスチル(コスモパワー)+朝の陽ざしで詰ませてくるパターンを考慮して能力変化無視のDDラリアットを覚えさせている。
持ち物はフィラの実等と迷ったうえで結論が出なかったため後悔しにくそうなオボンにしている。
かなり無理そうな構築相手にガオガエン+ランドロスで起点+積みの形を取って一気に勝ちきるパターンもいくつか存在した。
・所感
数の多いイベルタル入りに対してアシレーヌの存在により高い勝率を保てたこと、ムゲンダイナの対処を間違える相手が多いことが高い勝率を出せた要因であると感じている。
反面、プレイや構築の上手いザシアン入りやカイオーガ入りには苦戦を強いられてしまった。
また、一般枠でサンダーの評価を実際よりも低めに考えてしまい、やや軽視した構築になってしまったことが悔やまれる。
全体として納得のいく数字は取れたが、本戦の出場権を獲得するにはまだ実力が足りないといったところ。
竜王戦に関しては11月の頭頃から考察していたので、別の記事で環境について語ったりするかもしれません。
・おまけ
伝説枠KP
ザシアン11
イベルタル9
ゼルネアス5
カイオーガ5
黒バドレックス3
ネクロズマ3
ムゲンダイナ2
白バドレックス2
ブラックキュレム1
レシラム1
ジガルデ1
ホウオウ1
負け試合
ザシアン3
レシラム、黒バドレックス、イベルタル各1