S8最終レート2150 7位
S8終期に使用していた構築を紹介します。
環境にゲッコウガ、カプ・コケコが非常に多く、これらに比較的安定して受けが成立するフシギバナから構築をスタート。
フシギバナを介護する形で4体の木の実ポケモンを採用し、このままだとより上位のサイクル構築である受けループ等に勝つことが難しいため、強烈な崩し要員としてウルガモスを投入して構築が完成した。細かい採用理由はそれぞれのポケモンの項で説明する。
穏やか
187(252)-x-144(4)-151(68)-165(76)-114(108)
組み始め、だが調整は曖昧。いい調整ラインが分からなかったので以前使用したものを流用している。穏やかである必要はあると思う。
一応無振りメガゲンガーの身代わりをエナジーボールで破壊できるライン、準速ギルガルド+2、残りHDといった感じ。C,D,Sのどれかをもっと伸ばす調整にしていいと思う。
電気・水タイプ辺りへの安定した受けが成立することと、草・毒・宿り木の範囲がそこそこ負荷をかけやすいことが採用理由。しっかりと扱えば動いた分だけアドバンテージを稼げるのでちゃんと動けるサイクルをどの程度形成できるかが重要。
サンダー@半回復木の実
図太い・静電気
197(252)-x-150(252)-145-111(4)-120
放電/めざめるパワー氷/毒毒/羽休め
フシギバナが不利を取るボーマンダに対する受け。メタグロスに対してもある程度の誤魔化しがきく。
羽休めの回復量が変わるのでHを振り切り、ステルスロック+ランドロスの大爆発の乱数がたまに影響するのでBも振り切っている。Sを少し伸ばして最速テッカグヤや準速パルシェンの上を取ることも考えられる。
接触に対しては特性で十分にリスクを与えているため、行動回数が増えたりステルスロックの削りに対して強い半回復木の実。
麻痺待ちの羽休め連打が単純に強力なので放電+静電気、ボーマンダを役割対象としているためめざめるパワー氷+毒毒を採用している。熱風は優先順位が5番目だった。
準伝説だけあってメタ外の相手でも活躍できるスペックがあり、なんかもうめちゃくちゃ強かった。
ギャラドス@半回復木の実
腕白
200(236)-146(4)-144(252)-x-121(4)-103(12)
滝登り/氷の牙/毒毒/吠える
S6の流用。対ウルガモスやリザードン、緊急時には対マンダやゲッコウガも戦ってもらう。
この型に持たせる持ち物で木の実よりも強いものが無いので半回復木の実。
鬼火リザードンにも戦えるように毒毒、ボーマンダへの打点の氷の牙、等倍打点の滝登りがやはり必要で、色々と構築の耐性を付けるために今回も吠えるを採用した。
Hを4nにしているがカプ系統に突っ張る対面が無いので振り切っていいかもしれない。一応ステルスロック3回で木の実発動する。
ヒードラン@半回復木の実
穏やか
196(236)-x-127(4)-151(4)-155(116)-116(148)
噴煙/ラスターカノン/大地の力/身代わり
H:4n(テテフのカプZ等に対して)
D:C187までの眼鏡カプ・テテフの気合玉耐え
S:準速ギルガルド抜き付近を抜く程度
カプ・テテフ、リザードン、ゲンガー、アーゴヨンあたりに対して。
メインとして追加効果も優秀な噴煙、カプ・テテフに抜群をつけるラスターカノンを採用。アーゴヨン、ミラーに対して大地の力、木の実調整や宿り木回避、オニゴーリの零度回避を意識して身代わりを採用している。
攻撃技三つが必要だから残飯にするのは弱いと思って木の実にしたが、HCチョッキみたいな感じにしても良かったかもしれない。
ハッサム@半回復木の実
腕白
177(252)-151(4)-165(236)-x-102(12)-86(4)
バレットパンチ/とんぼ返り/叩き落す/剣の舞
意地っ張りミミッキュの+2シャドークローZ耐え
メタグロス、ミミッキュに対してサンダー、ギャラドスではやや不安が残っていたため、これらに後投げの効きそうなポケモンとして採用。メガストーン以外で一番強そうなアイテムが半回復木の実だったので木の実を持たせた。
技構成はバレットパンチ、とんぼ返りは役割から必要で羽休め、毒毒辺りも候補であった。しかし、毒毒+羽休めで粘れるほどの十分な耐久がないこと、メタグロスに居座って削る打点が欲しい事、先制技と併せて自らが勝ち筋になれる剣の舞が魅力的だったことからこのような技構成になった。まあ諸説ある部分。
個人的な感想を言うとギルガルドとランドロスを足して2.2~2.3くらいで割ったような性能で、悪くはないがそこまで評価できるほど強くはなかった。比較的変えていい枠。
ウルガモス@ムシZ
控えめ・虫の知らせ
161(4)-x-85-205(252)-125-152(252)
虫のさざめき/サイコキネシス/身代わり/蝶の舞
久しぶりの虫Zウルガモス。本構築の崩し枠。
順当にサイクル戦をしても勝てない相手に対してこちらから崩すポケモンが必要であったため採用した。具体的には受けループに対してゲンガーを苦手とせずラッキーを突破しうる性能を持ち、ドヒドイデで止まらないポケモン。(特殊で崩すならば)
普通の半減ポケモン程度であれば蝶の舞+虫の知らせ+Zで倒せることが多いため、もう一つのウエポンはドヒドイデに抜群を取れるサイコキネシスを採用している。
頻繁に出すポケモンではないため100族以下への立ち回りが安定する最速ではなく特定の役割を遂行する可能性を高めた控えめにしている。
このポケモンを採用したのは最終日の夜からで典型的な受けループにマッチングすることはなかったが、ドヒドイデ絡みのサイクル構築を突破するのに貢献してくれたり、ストッパーの少ない構築を蹂躙するなど十分に仕事を果たしてくれた。
メガ+Z+木の実*4は少し振り切れてて若干は狙った部分もありますが、それくらいに強いアイテムだと思っています。結果も出て満足。
今後は潜れる時間をちゃんと確保できるかわかりませんが、今回のようにレート上位に食い込める機会が又あれば良いなと思っています。