9/24に行われた「しまうおふ」という50人規模の対戦オフにスタッフとして運営しながら対戦に参加し、優勝することが出来ました。
他で使う予定があったため公開が遅れましたが、その構築の紹介となります。
※しまうおふではカミツルギはラム→カクトウZ
参考記事
S4使用構築【最終2155】希望を運ぶバシャバトン - 積んで殴るだけ
このバシャバトン構築にレートでマッチングして何度も負けたことから非常に強いと感じて自ら使ってみようとしたのが組み始めです。
簡潔に強いと思った理由を挙げると、「ミミッキュで止まらない(止まりにくい)展開構築」であることです。
7世代の対戦において、何かしらの下準備(お膳立て)からエースを活躍させる、という構築は相手のミミッキュが化けの皮を盾にZ技を通してくるだけで止められてしまうことが課題となります。
上記の構築は、「展開役であるバシャーモが対面でミミッキュに勝てる(可能性が高い)」、「エースであるギャラドスが特性の恩恵でミミッキュで止まらない」という特徴があり、現環境では非常に強いポイントだと感じました。
また、通常の積み速度では火力の面で止まりやすいギャラドスを剣の舞バトンで無理やり強化することも理にかなっていると思います。
以上のような理由でバシャーモ+ギャラドスのバトン展開をメインに構築を組みました。
バシャーモ@イアの実
腕白
184(228)-140(0)-132(236)-×-90(0)-106(44)
フレアドライブ/剣の舞/バトンタッチ/守る
調整は上記リンク参照
構築の軸。
物理耐久に寄せきることで無理やり行動出来る場面をつくったり、選出をしやすくしている。
当然剣の舞+バトンタッチが基本的な戦法なのだが、剣の舞から自身で殴っていくパターンも非常に多く、有効であった。
素早さにほとんど振っていないため、相手とのS関係に常に注意する。
意地っ張り
181(84)-221(204)-101(4)-x-151(4)-128(212)
噛み砕く/氷の牙/地震/竜の舞
上記リンクの調整からSを+1でゲッコウガ抜きまで伸ばしたもの
こちらも軸。
そこそこの耐久とバシャーモとの相性補完、化けの皮や頑丈で止まらない特性とバトン先にするにはなかなか優秀な性能を持っている。
技構成は止まりにくい範囲を出すための氷の牙+地震ともう一つは構築単位で呼びやすいヤドランやクレセリアに対して抜群で通る噛み砕くを採用している。
ミミッキュ@フェアリーZ
意地っ張り
155(196)-143(156)-118(140)-x-126(4)-118(12)
じゃれつく/かげうち/剣の舞/挑発
先発要員とバトン先を兼ねることの出来る枠として採用した。
バシャーモを初手に置けないボーマンダやアシレーヌ入りなどには初手において剣舞+Zで対面を突破しにかかったり、死に際に挑発を入れてバシャーモの展開に繋ぐ。
また、化けの皮や耐久振りを利用してバトン先としても扱うことがある。
バトンとのシナジーや構築全体で相手のバシャーモが微妙なので耐久振りにしてある。
調整はよくあるような耐久振りミミッキュの形を取りながらミラーで先手を取れれば儲けものといった感じでSに12振りだけしている。
意地っ張り
201(244)-188(44)-151(4)-x-128(140)-150(76)
空元気/恩返し/竜の舞/羽休め
C178バシャーモの珠めざ氷確定耐え
準速ミミッキュ+2
バトン先に出来るメガ枠としてギャラドスの他に用意したかったため採用。
数値や耐性がバトン先として申し分なく、バトン選出じゃない場合の汎用性も高い。
バシャーモが打たれる熱湯などをケアするために空元気を持たせている。
バトン先としての耐久の安定感やバシャーモの重さからDに寄せた配分にしている。
メインウエポンが空元気になってしまうとあまりに火力の無い弱そうなポケモンになてしまうため恩返しも同時に採用している。
カミツルギ@カクトウZ/ラムのみ ※オフではカクトウZ、その後のレート等ではラム
意地っ張り
163(228)-224(20)-152(4)-x-52(4)-161(252)
リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/剣の舞
+2状態でアナライズ補正込みイカサマを耐える
バトン先としてカプ・レヒレに繰り出すことができ、メガ枠が止まってしまうポリゴン2に対して止まらないポケモンとして採用した。
採用理由から調整と持ち物が決まっていたが、ラムを持たせることでカバルドン入りを崩す強力な駒になることが分かったため持ち物を変更した。その際に調整も見直すべきではあった。
マンムー@気合の襷
陽気
185-182(252)-100-x-81(4)-145(252)
バシャーモを初手におけないボーマンダ入りに対して初手におけるポケモンをミミッキュ以外に用意したかったこと、見た目の上でも電気の一貫を切る枠が欲しかったこと、ステルスロックをどうしても撒きたい展開のときがあることを考えて採用した。
稀にバトン先にしても活躍する。
オフでの優勝というのは初めての経験でとてもうれしく思ってます。
以前ほどモチベーションの全てがポケモンに向いているというわけではありませんが、最終シーズンやウルトラサンムーンも楽しんでいきたいと思います。
~余談~
しまうおふではブロック分けのために小テストを行い、私はその問題の作成を担当しました。
その中で、「カプ・コケコの種族値を答えよ」という問題(合計種族値のヒント付き)を出したのですが、参加者の7割くらいは正解できていませんでした。
正直8割くらいはできると思ってたので結構ショックを受けてます。
皆さんももっと数値を気にしてポケモンをしましょう。