ガラクタ構築製造所

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S9最高2158・さいはてオフ予選抜け構築「ヘラゲッコウガ」[シングル]

S9の途中から最後まで使用していた構築。

PCLで使用したわけではありませんが情報封鎖のために公開をためらってました。

最高レートは2158で最終は2133、最高順位はレート2142のときの4位でした。

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各オフでも使用し、その戦績は以下の通り。

k-off     個人2-4(チーム3-2で予選抜け後決勝1落ち)

さいはてオフ 7-3で予選抜け後決勝1落ち

横国の学祭大会では別の構築を使用

 

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ヘラクロスゲッコウガの選出画面で持つ圧力に注目して構築を組み始めた。

両者ともに後出しからの処理が非常に難しいポケモンであるため、初手はこれらに出し負けないようにすることが多いはずである。

ゆえに、どちらにも出し負けないポケモンがいるならその選出が読みやすく、いないならヘラゲッコウガのどちらかで初手出し勝ちを成功させた場合に非常に大きなアドを取れる。

 

もちろん、この理論だと「ゲッコウガに強めの炎タイプ」の初手出しを安定化させてしまう(ex:バシャーモファイアローリザードン等)。

これらのポケモンを出されるとむしろこちらが受けることが難しくなってしまうため、初手でのこれらとの対面をヘラorゲッコウガ選出でも安定させつつ、初手からの攻勢を出来るだけ仕掛けられる工夫を施した。

その詳細は以下の個別解説をご覧いただきたい。

 

 

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ヘラクロス@ナイト ※k-offではHAベースの寝言搭載でした。

根性→スキルリンク

意地っ張り

167(92)-253(196)-135-x-125-123(220)

ミサイル針/インファイト/ロクブラ/守る

 

H:8n-1

A:11n

HB:意地ガルーラの捨身急所込み8割程度耐え

S:準速ガッサ抜き

 

この構築で一番頭おかしい部分。守るメガヘラクロスってなんだよ。

個人的にかなり使いやすいポケモンで、受けづらさからくる初手の選出誘導力を含むメガシンカエースとして採用し、軸になっている。

3ウエポンと調整にそこまで特異点は無いので守るとかいうふざけた技を採用した

理由へ。

 

・初手のガルーラ対面で猫だましを守ることで有利対面へ変換するため

・ヘラゲッコウガクチートを見て出てきやすいリザードンメガシンカの見極め

・非常につらい相手であるトリル+クチートのトリルターン稼ぎ

 

この三つを主な理由として取り入れた。他にも拘りロックやスリップダメージ稼ぎ、ガルドのフォルムチェンジもあるがそれはおまけ。

リザードンはXだったらランドを、Yだったらヌメルゴンに退くのでヘラヌメランドの選出をする。

一応さいはてオフでもガルーラの猫を守って勝ったことがある。

グライのギロチンを枯らしそうになったことがあって面白かった。

 

守るがあったおかげで勝てた対戦もある程度はあったため、完全なネタ枠ではないが流石に一発芸の域を出ていない気がする。

ギルガルドきついので素直に地震にした方が勝率も上がっただろう。

もしもこの構築を参考にする方がいても守るは推奨しません。

 

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ゲッコウガ@珠

無邪気

147-147(252)-87-124(4)-81-191(252)

ダストシュート/桁繰り/冷凍ビーム/水手裏剣

 

こちらも受けづらさを持つエースとして採用。

ここまで二体を見て初手にバシャーモが出てきやすいのでそれを狩るための水手裏剣型。意地ファイアローウルガモスにもささる。

初手マンムー対面は水手裏剣から入った方がいいかもしれない。

ダストシュート→水手裏剣の順番で動けばバシャーモに大抵勝てるが、一応初手バシャーモゲッコウガ対面についてまとめる。

 

メガバシャーモには水手裏剣5発、バシャーモには4発(ダストシュートは命中込で5割程度の乱数)が必要

 

初手

此方:ダストシュート(毒タイプになる)

相手:守るor格闘技or炎技(攻撃してくるなら普通は格闘技)

殴ってきた場合でもこちらは毒タイプになっているため格闘技は耐える。

相打ちにも持って行けずに負けるパターンは、ダストシュートを耐えられて相手が反動の無い炎技を使用した場合にほぼ限られる。

 

二手目

此方:水手裏剣(毒→水タイプ)

相手:ほぼ確実に炎技

こちらが毒タイプになっているのでこのタイミングで格闘技を打たれたことは一度もない。

なので水手裏剣の回数が足りずに耐えられても相手の炎技をこちらも半減で受けて耐えることが出来る。(3発程度当てればクチートの不意打ち圏内に入っていることが多い)

ちなみに、耐えられた次のターンはほぼ確実に退かれるので冷ビあたりを打つことが多い。

もちろん、岩雪崩や叩き落すを打ってくる可能性もあるがそのパターンでも大抵は問題なく上記の行動を遂行できるはず。

 

他の技は割とテンプレ通りなので特にいう事は無し。欲しい技があと7個ぐらいはある。

厳しい相手もこいつの技とクチートの不意打ちでどうにか処理できることが多い。

 

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ヌメルゴン@カゴ ※k-offではこの枠をラティオスで使用した。

草食

控えめ

191(204)-108-107(132)-165(156)-171(4)-102(12)

竜波/地震/毒/眠る

 

H:16n-1

A:H振りメガゲンほぼ確2

B:陽気メガボーマンダの捨身を最高乱数切って耐える(目安)

C:11n

S:同族意識

 

もともとラティのいた枠になぜか入ってきたヌメルゴン

ゲッコウガでは水と炎の一貫を切れているとは到底思えなかったので竜を採用した。

Cをこれ以上伸ばしても大差なく、Dは伸ばさずとも十分硬いためBに多めに配分した。

 

タイプ一致で弱点をついてこない大抵の特殊に強く出ることが出来るため、やけに刺さってて面白かった。

眼鏡にしても穏やかサンダー程度の数値受けにも簡単に受け切られてしまい、チョッキにしなくても十分硬いため、毒をもったねむかごが型としてはかなり使いやすいように思う。

一見起点にされてしまうスイクンも素眠りまで追い込めば裏のエースで突破でき、ドランやボルトなどにも当然強いため、頻繁に使われる特殊には強いことが多い。

地震の枠は迷っていたが、ドランクレッフィガルドメガゲンへの打点として便利なためこれに落ち着いた。

ロトムが多くいる環境では特殊竜の株が上がる。

 

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クチート@ナイト

意地っ張り

155(236)-172(252)-146(4)-x-116(4)-72(12)

じゃれつく/不意打ち/叩き/剣舞

 

H:6n-1

S:同族意識

 

ヘラゲッコウガにフェアリーが一貫することから用意された第二のメガ枠。

このポケモンも初手に対する圧力は大きいはず。

メガハッサムがきつかったため炎の牙も採用の余地がある。ミラーの気まずさも解消できる。

普通のポケモンだし特に書くことはない。

 

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ボルトロス@オボン

図太いHB ※借りものなのでステータスは略

ボルチェン/電磁波/めざ氷/挑発

 

普通の図太いボルト。

低速なメガ2体のサポートをする形で構築に入ってきた。

こいつの挑発が無い読みで動かれることが多くなっていて面白い。さいはてオフではクレピクと2回当たったため挑発を入れたのは正解だった。

いつまでたっても上手く使いこなせないポケモン

 

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ランドロス@ゴツメ

 

adamspoke.hatenablog.com

 このころから何も変わってないんでそちらを参照で。

 

いつものやつ。

いろいろ一貫とか考えたりした結果やっぱり入ってきた。

ガルーラは相変わらず無理なのでガブランドの相手をしてもらっていた。

ゲッコウガがスカーフのそれらに弱いので、警戒してランドに退くことが多かった。

ガルーラに対して猫読みで繰り出したときは冷パン読みでゲッコウガクチートに即引っ込めていた。

 

 -使用感-

選出誘導自体はそれなりに成功していて、初手のバシャーモをうまく処理するパターンは多く作れた。

誘導による初手のアド取りとヌメルゴンの謎の刺さりようでそれなりに勝てたが、構築自体が強いかというと何とも言えないところである。

 

マリルリギルガルドマンムーあたりが重く、一定数いるこのポケモンたちを重くしてしまったために勝率が安定しなかったように思う(レート最終日前日に2154→1900まで落ちたりした)。

 

ヘラゲッコウガでS10もしばらく考えていたがあまり上手くまとまらずに諦めてしまったのでこれに対するモチベがあればいつか完成させたい。