今シーズン使用した構築を公開します。
結果:レート1950、300位代
シーズン15はD振りのザシアンが結果を出し、シーズン16はそれを受けて耐久振りからSを少しずつ伸ばすチキンレースの果て、ミラーへの高い勝率が見込めるHS剣舞のような型も多く見られた。
私自身もザシアンのスペックは高く評価していたため、シーズン終盤からはザシアンを使うことにした。
型についてだが、最速ミラーをすることも前期の代表的な型を使用して目論み通り狩られることも嫌い、別のアプローチでザシアンを使用するところからスタートした。
ザシアン@くちたけん
意地っ張り
199(252)-224(108)-150(116)-x-136(4)-172(28)
巨獣斬/じゃれつく/インファイト/電光石火
意地っ張りエースバーンの火炎ボール耐え
陽気珠ドラパルトの+1ダイホロウを耐える(意地だと4割くらいの乱数)
メタモンのコピーに対して、
+2巨獣斬を15/16で耐える
巨獣斬+電光石火で60.5%で倒せる
※与ダメ被ダメ共に急所非考慮
HBザシアン。
ヒヒダルマに対して突っ張り択を取れること、相手のメタモンを見ても初手に選出がそこそこ許されることが偉い。
極論ザシアンはどの配分でも強いので、一番意識をされない配分で使用した。これでも定期的に認識のずれによるアドバンテージを持ってくる。
メタモンに対して強い配分にしたかったのでこんな調整だが、もう少し耐久に厚くした方が単体として強いかもしれない。流石に乱数が怪しすぎる。
技構成も非常に悩ましいが切った行動を沢山されたため、インファイトを持たせた構成とした。
一応A4振り程度のザシアンの+3巨獣斬は6割くらいの確率で耐える。一回だけあった。
ガマゲロゲ@オボンのみ
呑気・貯水
212(252)-115-135(220)-105-100(36)-84
臆病サンダーの珠ダイジェットを14/16で耐える
カイオーガのダイアイスをオボン込み2耐え
ザシアンやウーラオスの攻撃をなるべく2耐えしたいのでBを高めに
カバルドンとラプラスを足して3で割って何かを失ったポケモン。
真面目な話をすると、ザシアンがカイオーガの攻撃を耐えるわけでは無いので貯水のこのポケモンを採用した。
交換読みで平気で雷が飛んでくる世界ではラプラスは採用しづらいなか、このポケモンはザシアン軸にいることがそれほど珍しくも無いため貯水を疑われにくい。
耐久サンダーが濃厚である構築に対してはザシアンからガマゲロゲにボルトチェンジ読みで退くことがあるのだが、相手視点ではすいすい個体のダイストリームがちらついて羽休め択を選んでしまうような場面も多かった。
決してスペックは高くないものの、虚勢の張りっぷりでこの環境を渡りぬいてもらった。
一応個体の詳細を記すと、カイオーガ軸とザシアン軸への選出を意図した配分及び技構成をしている。
最終日前日までは腕白で熱湯→パワーウィップで使用していたが、浮いている相手に対して熱湯が欲しい場面が多かったので変更した。守るなどでも面白いかもしれない。
霊獣ボルトロス@突撃チョッキ
控えめ
184(236)-x-90-209(196)-116(76)-121
雷/ボルトチェンジ/草結び/悪の波動
臆病カイオーガの潮吹きを15/16で耐える
ザシアンに剣舞がなくDにも厚くないためその分対サンダーをカバーするポケモンとして採用。
明確な役割は薄いが、H振り+チョッキによる行動回数の確保、地面への高打点含めた技範囲の広さ、ダイアークが実質積み技として扱えることによるダイマックス適性など使いやすいポケモンであった。
ボルトチェンジ+ザシアンのじゃれつくでHBサンダーを倒す確率を上げるためにCを高く設定しているが、その場面はなかったため調整の是非は怪しい。火力が高くて嬉しい事は流石にたくさんあった。
エースバーン@命の珠
意地っ張り
155-184(252)-95-x-96(4)-171(252)
火炎ボール/飛び膝蹴り/思念の頭突き/飛び跳ねる
汎用性の高さを保ちつつ相手の受け回しにそこそこ強いポケモンとして採用した。
特に禁止伝説枠がムゲンダイナならば思念の頭突きを含めた範囲+火力で1.5体くらい持っていくことが期待できる。
使っていてサンダーと対面することがなかったためダイアタックよりもダイジェットの媒体を優先して採用した。
シンプルに強く、多くの相手に選出した。
悪ウーラオス@気合の襷
陽気
175-182(252)-121(4)-x-80-163(252)
暗黒強打/インファイト/不意打ち/挑発
対ネクロズマをこのポケモンがなしで5割戦える構築を作れなかったため渋々入ってきた。黒バドレックスにも選出することはあるが、このポケモンを選出して勝てるとはあまり思っていない。
対トリル白バドレックスでダイウォール媒体が欲しいため挑発を入れている。普通に打つ技としてもそこそこ強い。
白バドレックスの+1珠ダイアイス+霰をダイマックス状態で受けた時やステルスロック+日食ネクロズマのダイスチルなどを耐えるためにBに4振るのが良いように思う。(カウンター採用ならH振りが優先とも思う)
H振り
黒バドレックス構築やザシアン構築の対メタモンのガードが緩んでいるように感じて採用した。特に黒バドレックスは重い相手であったので何かしらの対策は必要だった。
こちらのザシアンがミラーにも黒バドレックスにも強くないうえに、構築全体が上から殴られ続けることへの耐性が弱かったことから強い切り返しの手段として活躍した。
良くも悪くも強者には通じにくく、上手いプレイヤーとの壁を感じたポケモンでもある。
・感想
使用率のそれなりに高いポケモンを使いながら相性関係を少しずらしそれによって得られるアドバンテージを勝ちにつなげる、という戦い方は6,7世代の頃に得意としていた戦略でそれに近いことが出来て楽しいシーズンであった。
今月以降もランクマに潜るのならば楽しく戦える構築を目指していきたい。
文章を推敲する元気がないためめちゃくちゃなことを書いていたら申し訳ない。