S10後半から使い始め、終了1週間ぐらい前までは使用していた構築。
最高レートは2103、順位としての最高は2097のときの2位だった(当時はオニゴーリを採用)。
ちなみにSFCの七夕祭でも使用し0-4で余裕の予選落ちを果たした。
サークルの後輩2人にも同系統の構築を貸して2000を超えたりしている。(7/4の九尾で3連勝決めたりもしている)
また、PCL関東Aリーグ第5節でも使用し、勝利している。
すでに使う事をやめており、使う予定もないため公開。
XYの頃に組んでいた「ガルーラを通す」ことを目的とした構築をORASに合わせて組んでみた構築。
構成としては、ガルーラ・ガルーラミラーの退き先・ゲンガーを狩るための追い討ち枠・ゴツメ持ちを起点にする枠(・ガルーラを復活させる枠)、で構成して残りを補完でうめている。
ちなみに以前の構成は
二号:ガルーラ・ゴツメガブ・チョッキ追い討ちヘラ・毒ガルド
となっている。どちらの場合もこれに加えて癒しの願いピクシーを採用していた。
今回の構築でもゴツメガブと癒しの願いピクシーはやはり入ってきた。
追い討ち枠として以前から注目していたギルガルドを用いた。
ラムを持たせることでガルゲン対面の退き先として非常に優秀な駒となる。
耐久の崩し、対受けループの駒として最初はオニゴーリを採用していた。
ボルトロスもいるため最低限のギミックを仕掛けることができ、ピクシーの電磁波癒しから無理やり繋ぐこともできることから相性が良いと考えて使っていたが、中途半端なオニゴーリ構築は弱いと感じたため、使い慣れていた図太いノイクンに変えた。
これはオニゴーリの型として息吹零度とフリドラ地震の両方を試したうえでの結論である。
ボルトは早い格闘を止めるための採用である。
後出しから電磁波を撒く回数を稼ぐために図太いHBにしていたが、オボンをピクシーに渡しており、残飯で代用しようにもスイクンに渡していたことから粉を持たせていたことがある。
しばらくして素早さが欲しくなったことからCS珠に変えたため粉ボルトロスという化け物は消え去った。
-個別解説-
ガルーラ@ナイト
意地っ張り
191(84)-194(252)-121(4)-x-122(12)-140(156)
猫だまし/捨身タックル/不意打ち/炎のパンチ
B<D
最速メガヘラ抜き
主人公。
考慮されにくい猫不意持ちのメガガルーラ。CSライコウとかリザYとかは上から倒せる。
速いポケモンを猫不意で落とし、後出しクレセリアとかは捨身二回で相打ちに持っていく選択が取れるため、腐ることがほとんどなく、選出しやすい。
炎パンはもともと冷パンで使っていたが、炎技が欲しい場面が多かったため変更した。
ボルトロス@珠
臆病CS
10万/電磁波/気合玉/めざ氷
地面の一貫切り+格闘止め要員として採用。
HBで採用する際の持ち物がなかったために粉を持たせていたが、それならCS珠の方が強いと思いこの型に。
気合玉は最初は草結びだったが、気合玉が欲しい場面が多かったため変更した。
ガブリアス@ゴツメ
陽気
191(60)-166(124)-124(68)-x-106(4)-167(252)
地震/逆鱗/岩石/剣舞
意地Aぶっぱガルーラの冷パンの親の部分で62.5%で落ちる程度
ハッサムの鉢巻バレパン2ほぼ耐え
ガルーラミラーの退き先。今シーズン増えた印象がある。
初手で出してガルーラと対面するとビームされたりするから必ずガルーラから出していく。
ゴツメガブはステロや毒を持っているのをよく見かけますが、剣舞逆鱗を持たせることで最低限ガブリアスとして動かせるこの構成を好んで使っています。
ギルガルド@ラム
意地っ張り
159(188)-112(252)-171(4)-x-172(12)-87(52)
アイヘ/剣舞/影うち/追い討ち
追い討ち枠。
ピクシーガルーラを見てゲンガーは出てきやすいので、ガルド出したけどゲンガー出てこなかった、という場面は少なかった。
無振りメガゲンガーがちょうど確定、H振りメガゲンガーは確定耐えという足りなさなので、ゲンガーに投げる前に多少のダメージを入れておきたい。
ゆえに、初手のガルゲン対面は、相手がメガでないことが明らかorメガしてきたらおとなしく1:1を狙ってよい、という場面では素の猫だましをうつ。
もちろん、初手ガルーラで有利対面を取れた時も後出しゲンガーにダメージが入るように行動する。
汎用性は低いのでこちらが4枠選出になりそうなときは選出せずに、ボルト等でゲンガーを誤魔化すことが多い。
ピクシー@オボン
天然
控えめ
201(244)-x-121(220)-129(20)-111(4)-83(20)
ムンフォ/文字/電磁波/癒しの願い
ハッサムの鉢巻バレパン耐え
好んで使っている癒しの願いピクシーの調整を少しあらためたもの。
これまでのBラインは鉢巻バレパン耐えに上乗せしてメガヘラの種ガンのダメージ幅が変わるところまで振っていたが、Cを上げる方が有効だと考えて控えめとした。
Cが上げることでHBピクシーをムンフォ3発で落とせるかどうかの乱数がかなり良くなる。
ゲンガーの繰り出しが読める場面で、裏にガルドを用意している場合には、電磁波ではなく攻撃技を選んで追い討ち圏内に入れるようにしていた。
このポケモンは癒しの願いが取り沙汰されがちだが、妖単タイプ天然でムンフォ文字電磁波までが強い部分であり、癒しの願いは付加価値であり保険的な扱いであることを知ってもらいたい。
スイクン@残飯
図太い
熱湯/毒/身代わり/守る
この記事のときに使用していたスイクンと全く同じ。
相手の耐久の崩し及び受けループ対策として採用したポケモン。
後出しの際に毒や麻痺をもらうことが懸念される場合はピクシーと一緒に選出することで保険ができる。
実際には初手にガルーラ読みで出して相手に接触技を打つことを躊躇わせながら毒を撒く動きが多かった。(ガルーラが元気に殴ってくることを考慮して裏にはガルドやガブを用意したい。)
やっぱり強いのでもう少しいてもいいポケモンに思う。(もちろん他のゴツメ枠を用意したうえで)
-感想-
ボルトガルガブスイクン(ガルド)までよく見るメンツで、持ち物を一般的なものから大きくずらしてみた(狙ってやったわけでは無く結果的にだが)。
こういった構築は自分の好みの部類で、強いポケモンの非テンプレ型を用いることが気に入っているし、時には充分な強さを発揮するとも思っている。
また、ボルトピクシーのような相手の選出を大きく歪める可能性のある並びを取り入れることが出来ているのも非常に好ましい。
使用感としては猫不意ガルーラに強みを感じ、他の5体はまずまずといったところ。
ガルーラを通すこと最優先に考えたこの組み方でORASでもそれなりに勝てたので参考になると嬉しい限りである。
最後まで使い続ける予定の構築や、2050程度で限界を感じてしまった構築など、未公開の構築がいくつかあるのでタイミングを見て蔵出ししていきたい。